ダッシュの一歩目が遅い…。
ジャンプ力が低いと言われる…。
そんな悩みを持っている人は、ドロップスクワットがオススメです!
今日はドロップスクワットが効果的である理由とやり方を解説したいと思います!
目次
ダッシュやジャンプにドロップスクワットが効果的な理由!
地面からの力を利用しよう!
力強くスタートダッシュをしたり、高くジャンプする際には地面からの力を利用する必要があります。
スーパーボールを投げる時で考えてみましょう。

スーパーボールを高くバウンドさせるには、ボールを強く地面に叩きつけると思います。
これは叩きつけた勢いの分地面から跳ね返す力が働くためであり、叩きつけた力が強いほど地面からの跳ね返しが強くなりボールは高く跳びます。
人間も同じように高く跳ぶためには地面へ体を勢いよく叩きつけることが必要です。
高いジャンプをするのに必要なこと

ジャンプの場合、立った状態から素早く重心を下げることで地面に力を加えます。加えた分の力が地面から反発して返ってきます。その反発して返ってきた力を利用し上へ跳ぶためのエネルギーにします。
高く跳ぶためには、急激に重心を落として地面へ大きな力を加えることが重要になってきます。この力が弱いと、地面からの反発力も弱くなってしまうため、低いジャンプになってしまいます。
素早く重心を落として地面からの反発力をもらう練習としてドロップスクワットが効果的です。
力強いスタートダッシュに必要なこと

ダッシュとジャンプの違いは、
- 片足であること
- 地面に与える力の方向が後ろ方向
- 地面からの反発力が前方方向
この3つです。
ジャンプは反発力を上方向にすることで高くジャンプをしましたが、ダッシュではこの反発力をやや前方にすることで前へ進むエネルギーにします。
前方へエネルギーを変換する練習としては、前方へのジャンプがありますが、これはまた後日解説します。
まずは反発力を片足で受けられる状態を作るところをしっかりと練習しましょう。そのためには片足で素早く重心を落として地面からの反発力をもらう練習としての片足のドロップスクワットが効果的です。
ドロップスクワットのやり方を解説!


爪先立ちから、なるべく早くパワーポジションになります。
この時のポイントは2つです
- カラダの力を抜いて重心を下げること
- パワーポジションでピタッと止めること
勢いよくパワーポジションをとろうとすると、重心を下げている間ずっと下半身に力が入ってしまう人が多いです。力が入った状態では素早く重心を下げることができません。力を入れるよりも一度脱力した方が重心を素早く落とすことができます。
そして、脱力して勢いよく下がる重心をパワーポジションの姿勢で、ピタッと止めます。最後だけ力を入れることが、地面から反発力をもらう感覚が掴みやすいです。
ちなみにパワーポジションってなんやねんってなった方は、過去の記事をご覧ください。


両足でできたら、今度は片足でできるようにします。片足スクワットができないと片足でのドロップスクワットはできないので、まずは片足スクワットができるようにしてから行ってください。
片足でピタッと止めるのはかなり難易度が高いですが、片足で反発力を正しく得ることができれば、どのスポーツでも応用することができるようになってきます。
ダッシュ、切り返し、ストローク、バッティング、キック…などなど
片足で反発力をもらって踏ん張ったり強い力を出す動作はほとんどのスポーツにあるので、必ず習得しておきたい技術の一つです。
まとめ
今回は、ダッシュやジャンプにドロップスクワットが効果的な理由を解説し、練習方法もお伝えしました!
地面からの反発力をもらうことで、力強く動くことができるようになりますので是非練習してみていただきたいです!
ダッシュやジャンプだけでなくスポーツの基礎を作る動作になるので、ドロップスクワットは私が必ず指導する項目の一つです。
インスタやFacebookには動画もあげていますので、ドロップスクワットを動画で見たい方はそちらもチェックしてみてください!